もうかれこれ三週間近くも前のことになりますが...、
アーティゾン美術館で開催中の企画展『マリー・ローランサン:時代をうつす眼』の関連プログラムとして、土曜講座の第一回「マリー・ローランサンの作品と生涯」を受講してきました。
講師は、マリー・ローランサン美術館館長の吉澤公寿先生。
軽妙な語り口で聞き手を飽きさせることなく、私が憧れてやまない「あの」時代のパリへと誘ってくださいました。
アポリネールを筆頭に、ピカソやジョルジュ・ブラック、ローランサンと同い年のシャネル、ちらりとバレエ作品『牝鹿』が登場してプーランクに至るまで...、お馴染みの名前たちが続々登場します。
たくさんのお写真とローランサンの作品に描かれる肖像で、すっかりお話の世界に入り込み心満たされました。
ここ数年でローランサン関連の著書も複数出版されており、以下の写真の右二つはいずれも吉澤先生によるものです。
私はちょうど一年前に入手して少しばかり予習していた甲斐もあって、ローランサンの生涯に関する大枠の部分は抑えられていました。
それでも専門家の方による生のお話には文章に書き表されるものだけではない生き生きとしたエッセンスがあちこちに散りばめられており、聴いていて高揚しました。
ちょうど一年前にはBunkamuraで「マリー・ローランサンとモード」展が大々的に行われていてその時のことも記事にしていましたが、今回は残念ながら展示自体は観られなかったもので...期間内にもう一度行く機会があることを願っています!
帰りにミュージアム・ショップに立ち寄り、素敵なポストカードたちを自分へのお土産にしました。
こちらのキーホルダーは今回の企画展のオリジナルグッズ。
いかにもローランサンを象徴するような優しい色合いとタッチがとても素敵です。
娘とお揃いに...ってことで、これも一つは自分用(笑)
今回の企画展とは逸れますが、こちらは息子へのお土産。
以前家族でアーティゾン美術館を訪れた際に息子がとても気に入っていたマティスの『ジャッキー』という作品のポストカードとピンバッジ。
帰宅してプレゼントすると、開封するなり「うわぁ、ジャッキーーー!!」とまるで旧友にでも会ったかのようなテンションで歓喜してくれました(笑)。