「聴く力」を育てる音楽教育

「聴く力」を育てる音楽教育

エドガー・ウィレムスの音楽教育研究

第8回研究会「実践のご報告と情報共有」

こんばんは!

今日もウィレムス研究会を行いました。

先生方、とても熱心で...日々生徒さんとの貴重なお時間を使い、色々な実践を試みてくださっています。

「教える側も生徒側も、とにかく『楽しい!』って感じです!」と言っていただき、とても嬉しく思います。

やはりウィレムス自身が最初に「音楽を愛することを学ぶ」ことを大切にしていますし、私自身も現地でこの実践を拝見して真っ先に「楽しい!」と感じられたことが今に至るまで研究を続けられている大きな原動力になっていますので、実際に実践してみていただいている先生やその生徒さんたちにも「楽しい!」が波及することは喜ばしいことだなと感じます。

 

ただし、ピアノで「音の上行・下行」を捉えさせる実践は少し注意が必要そうです。

ウィレムスのレッスンではこれまでこのブログではもう何度も登場している「スライドホイッスル」という楽器を使って視覚的に音が上がった・下がったということを捉えて声や手の動きで模倣して理解していくのですが、鍵盤は横並びのため音の上がる下がるの動きが上下ではなく右左...。

このような課題はウィレムスの教育でも想定していて、頻繁に小さな鉄琴や木琴を縦型にして生徒たちに提示し、グリッサンドして見せるということを行っていますが、ピアノレッスンの場でも同じ対応でうまくいくかな...。

 

次回の研究会は、11月28日(月)10:30〜を予定しています。

 

こちらは、最近の我が家のリビングの一角です。

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(右)カワイのトイピアノ、(中央)コオロギの木琴、(左上)カシオのミニキーボード、(左下)カワイの鉄琴。

鉄琴は軽くて簡単に持ち上げられるので、上記のような実践には便利だと思います。

この鉄琴は鍵盤部分が筒状になっていて、音がよく響いて美しいです...!

コオロギの木琴も非常に心地よい音色なので、ずっと聴いていたくて一度触るとしばらくそのまま遊んでしまいます(私が)。

自宅にはこの他にも本物のピアノや私がよく使う小物楽器や民族楽器、さらには微分音鉄琴までも一通り揃えていて子どもたちはごく日常的に「おもちゃ」として遊んで親しんでいます。

一方、大学にも同じような楽器を揃えていて、そちらは授業やゼミの中で日々有効活用しています。

 

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こちらは数日前に大学近くのカフェでいただいた季節の野菜カレー。

テイクアウトできるクロワッサンなどのパン類もとても美味しくておすすめです!