「聴く力」を育てる音楽教育

「聴く力」を育てる音楽教育

エドガー・ウィレムスの音楽教育研究/1歳男女の双子育児

自宅でできる音あそび4:わらべうた

今日は、我が家でおなじみの楽しいわらべうたを三つ、ご紹介します。

「わらべうた」はもともと遊びの中のおしゃべりに抑揚がついて歌となり、口伝いで伝承されてきたものなので、音の抑揚が少なく日常生活の中で歌いやすいという特徴があります。

私自身は数年前に大学で保育士・幼稚園教諭を志す学生向けに音楽の授業をしていたことがあり、その時にわらべうたについても学び、取り入れていました。

子どもたちが産まれてからは図書館の読み聞かせの会やわらべうた講座などでさまざまな作品を教えていただき、実際に子どもとふれあうひとつの手段として用いるようになり、その素晴らしさを改めて実感するに至ります。

ハンガリーの音楽教育家コダーイは、わらべうたを含む民謡は音楽と言葉に密接な関係性があるため母語の教育に有効であることや、民謡にはそれぞれの国の音楽的特性が現れているためそれを歌うことによって自然と習得することができることなどを述べています。

そのために、コダーイの音楽教育では自国の民謡を積極的に用いることが推奨されているのですすね。

(この点、ウィレムスの音楽教育ではこうした主張は今のところ見つけられておらず、ウィレムス自身によるオリジナルの易しい曲やヨーロッパの童謡を中心に同じ歌をそれぞれの母語に訳す形で歌われています。)

ちなみに、我が家で私がわらべうたを歌う時は「よーし、歌おう!」などと構えていることはほとんどなく、日常生活の中で、例えばオムツ替えをしたいのに逃げられちゃった!という時につかまえて歌って遊んでから替える、寝起きで何だかご機嫌ナナメ?!という時に少し歌って遊んでから起きる、というように活用していることが多いです。

そしてそのような場面は日々たくさんありますので(笑)、結果的に毎日何度も歌うことに繋がっています。

また、一度歌うとそれで終わりということはなく、「もっと!」という期待の眼差しを受けて何度か繰り返します。

気がつけばいつの間にか子どもも大人も笑顔になっているので、わらべうた様様だなぁと感謝している今日この頃です。

 

さて、今回この記事でご紹介する三つのわらべうたについて、いくつかの動画を見比べてみたのですが、やはり伝承ものであるという特性からそれぞれ少しずつ違っており、またそのどれもが私が子どもたちに歌っているのとも違う部分がありました。

でも、基本的な歌の雰囲気や動きが大きく違うわけではありませんので、おおよそこのような感じなのだなと見ていただければと思います。

また、そこから派生してご自宅で歌われていくうちに少しずつオリジナルなものに変化していくのかなとも思います。

 

ねずみ ねずみ

今年の干支ということで、年明けすぐに参加したわらべうたの講座で教えていただきました。

それ以来、我が家ではほぼ毎日登場している子どもたちの大好きなわらべうたです。


ねずみねずみ(わらべうた)

私は、「ねーずみ ねーずみ どーこいきゃ、わーがーすーへ ちゅっちゅくちゅ」のところは体のあちこちをランダムに両手の人差し指でツンツンしています。

時々、私が家事をしていて手が離せない時に歌だけ歌うと、子どもたちは嬉しそうに両手で自分の体を「セルフツンツン」しています。

また、「どーこいきゃ」の「きゃ」の部分で一緒に「きゃ!」と嬉しそうに歌い、「ちゅっちゅくちゅ」も時々一緒に言っているような。

最後の「とびこんだー!」を言う前で少しためるのも楽しいです。

このわらべうたをもとにして生まれた絵本もあるみたいですね。 

www.ehonnavi.net

 

おすわりやす

子どもたちが生後4ヶ月の頃に参加した講座で教えていただいたわらべうた。

その時からもう一年以上もの間、楽しく歌い続けている作品です。


親子deあそぼう ふれあい遊び「おすわりやす」

↑この動画ではお子さんが前を向いていますが、我が家では子どもと向き合う形でしています。

また、動画では最後に「どっすーん!」と言って子どもを落としていますが、私は「あんまり乗ったら こけまっせ」の「せ」のところで脚を開いてストンと子どもを落とすと習い、家でもそうしています。

これも、子どもたちはフレーズ終わりの「せ」、「あんまり乗ったら〜」の部分の「あんま〜」を一緒に歌っています。

こうして書いてみると、やはり言葉の発達にも貢献してくれているように思います。

 

じいじいばあ

リトミックスカーフや薄手のハンカチなどの布を使い、「いないいないばあ」のような動きをするわらべうた。

「じいじいばあ」というのはおじいさんおばあさんのことではなく、スズメの鳴き声なのだそうです。

だから、低い声で歌うのは間違いで、高めの声で可愛く歌うのよ、と教えていただきました。


わらべうた|じーじーばぁ

私がひとたび「じいじいばあ」をやって見せると、子どもたちは一緒にやってくれるようになりました。

「ちりーん ぽろーんと とんでった〜」の部分もそれとなく一緒に歌っているようです。

今や子どもたちはすっかり「いないいないばあ」も、英語の 'Peek-a-boo' も全て自分たちで言いながら手で顔を隠したり出したりできるようになったのですが、数ヶ月前までは、こちらが「いないいなーい」と言うと「ばあ!」、'Peek-a---' と言うと 'boo! '、そして「じい じい」と言うと「ばあ」 というように、問いかけに応じて答えを変えてくれていたので感激していました。

今日は寝る前にタオルケットの両端で二人が「じい じい ばあ」をしていて、私が「ちりーん ぽろーんと とんでった〜」と続けてもお互いにタオルケットを投げられないので笑っていました。

 

きっとまだ私が出会えていない楽しいわらべうたもたくさんあるはずだと思いますので、またわらべうた講座のような機会が再開されること、そこに参加できることを願っています!

 

(おまけ)

今日は写真を貼ることがなくて少し寂しかったので、記事とは関係ありませんがここに一つ。

少し前に出会った、双子のいちご。

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可愛くて、思わずパチリ。

切り離してしまうのがかわいそうでしたが、我が家の双子に一つずつ食べてもらいました。