「聴く力」を育てる音楽教育

エドガー・ウィレムスの音楽教育を日本で初めてご紹介するページです。

【アーツマネジメント論】最終回授業終了

昨日は早いものでアーツマネジメント論の前期最終回の授業でした。

今年は休講&補講も多くてバタバタとせわしなかったので、今の実感としては「とにかく駆け抜けた・・・!」という感じです。

終わってしまうと本当にあっという間ですね。

ちょっと寂しくも思います。

 

企画発表の結果発表&プチ表彰式!

最終回の授業の冒頭では、前週まで二週にわたって行った企画発表についての結果発表を行いました。

 

kazuenne.hatenablog.com

 

先週全員の前で発表した10名の企画内容に対して皆さんに投票してもらった結果、1位〜3位の方にほとんどの方の票が集中するという結果になりました。

見事1位を獲得した学生には、私からのプレゼントとして・・・、

 

f:id:kazuenne:20180703164704j:image


f:id:kazuenne:20180703164701j:image

高崎経済大学の公式キャラクター、「このみん」のだるまをお贈りしました!

実は、ここ高崎市は全国一のだるまの生産地なのです。

学生はとても喜んでくださって、ご自身もミュージカルの舞台に立たれている方だったのですが、授業最後のリアクションペーパーに、

「だるま、絶対部屋に飾ります!舞台が成功するようにこれからいつも必ずお守りしてから本番に行こうと思います!本当にありがとうございます!」とメッセージを書いてくれました。

喜んでもらえて嬉しいです。今後のご活躍も期待しています!

 

講義全体のまとめ

最終回では、「アーツマネジメントを考えていく上で本当に大切なこと」と題して、事業として目先の公演の利益を追求することは大事だけれど、そもそも芸術文化を維持・発展させていくためには、生涯にわたって芸術文化を愛好する未来の聴衆・観客を育てていかないとどうしようもないのではないか?という問いかけをしました。

これは、私自身、二年前にアーツマネジメント論を教え始めた当初から「自分が音楽教育分野の研究をしているからそんなことを思うのかな?」と自問自答を続けながらも、今のところ不動の地位を保っている問いでもあります。

そして、まさにこの問いに応え得る一つの可能性として、ウィレムスの音楽教育について簡単にご紹介しました。

具体的には、ウィレムスの音楽教育では導入期に二年間も音楽を愛することを学ぶ期間が設けられていること、全ての子どもに音楽教育を授けようとしていること、実践の中では何よりも子どもたちが「喜び(joie)」を感じることを大切にしていること、そのための方法論は、乳児が自然と母国語を話すようになっていくプロセスに着目して築かれていること、そしてそれら全てを鑑み、急がば回れ」の教育であるように思われること、、、などなど、これまでこのブログでもご紹介してきたような内容についてザッとお話しました。

また、そのために何をしているのかという実践も少しだけご紹介しました。

これまでの講義でもウィレムスの実践の中から民族楽器を持ち出したり箱の中の音を聴き比べたりといった実践を行っていたので、学生の中には「あれはこの人のものだったんだ!それは楽しくできるかも!」と感じてくれた方もいたようです。

 

一通り話し終えた後で、最後に映画の一部を視聴しました。

今回ご紹介したのは、フランス映画の不朽の名作『シェルブールの雨傘』です。

 

f:id:kazuenne:20180703172853j:plain

 


Michel Legrand 映画「シェルブールの雨傘」 Je t'attendrai toute me vie...

 

初回の授業では同じくジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演、ミシェル・ルグラン音楽による『ロシュフォールの恋人たち』をご紹介したので、「最終回はシェルブール!」と心に決めていました。

ロシュフォール〜』のインパクトは大きかったようで、授業でご紹介した後、個別にDVDを借りて観た学生も数名いたようです。

もはや初回授業が懐かしいです。

 

kazuenne.hatenablog.com

 

この授業に対して、今年も学生たちから嬉しいコメントをたくさん寄せてもらいました。

ご紹介したかったのですが、少し長くなりましたのでまた機会を改めて・・・。