皆様、あけましておめでとうございます。
新たな一年、どなた様も楽しく健やかにお過ごしになれますように。
ウィレムスの音楽教育としては、今年、その中心的な組織である国際ウィレムス連盟(Fédération Internationale Willems)が創設50周年を迎える記念イヤーになります。
日本でも、これからますますウィレムスの音楽教育に関する研究や実践を発展させていけたら良いなと願っています。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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さて、前回の記事にも少し書きましたが、アメリカの名門ジュリアード音楽院は、ニューヨークの文化の中心地、リンカーン・センターに接しています。
音楽院自体はセキュリティの都合で中に入ることはできませんが、裏側にまわると誰でも利用可能なショップがあります。
夜に訪問したので見えにくくて申し訳ありませんが、Juilliard Storeと書いてあります。
ここには、ジュリアードのオリジナルグッズや楽譜、書籍などが豊富に揃っていて、特に書籍関連はじっくり見だすとキリがなく、閉店前の時間帯に訪れたことを後悔しました。
時間の許す限り滞在し、目ぼしいものを購入してきました。 (ちゃっかり、マスコットのペンギンちゃんまで・・・。)
今日は、このうちの左下に写っている書籍 'Making Music' についてご紹介します。
'Making Music'
Ann Sayre Wiseman, John Langstaff著、'Making Music'。
店内で何気なく手にとり、パラパラめくって即決した一冊。
身近にあるものを楽器にするアイディア集です。
例えば、
キッチンにあるものを使って、さまざまな音を出してみよう!とか、
グラスに少しずつ異なる量の水を入れて、その縁を濡らした指でそっとなぞったり、スプーンで叩いてみたり、あるいは植木鉢を叩いてみたり、など・・・。
他にも、お鍋の蓋を使ってさまざまな音を出すアイディアとか、 時計の針の進み具合によって、それぞれのタイミングで鳴らす音や強弱を変化させて新しい音楽を作り出す方法などについて書かれています。
私もまだちゃんと読み込めていませんが、どのページもこんな調子でアイディア満載です。
ウィレムスの音楽教育でもさまざまな「道具」を使って実践するアイディアに溢れていますが、ここに挙げられている「楽器」も、音当てクイズなどに使えそう!
アイディア次第で、どんなものでも楽器になりますね。
使えそうなアイディアはどんどん活用していきたいと思います。
次回以降、もう一冊の本や楽器についてもご紹介いたします!
おまけの写真・・・
ニューヨークからボストンに移動する朝、空港に向かうタクシーから見た朝焼けです。
色がどんどん移り変わって、とても綺麗でした。