昨日まで一週間ほどアメリカ(ニューヨーク&ボストン)を旅行してきました。
クリスマスシーズンの街は装飾やイルミネーションが華やかで、まさにホリデーシーズンといった風情。
寒くても、どことなく浮き足立って、歩くのが楽しくなります。
(ロックフェラーセンターのクリスマスツリー)
(サックス・フィフス・アベニューのプロジェクションマッピング)
というわけで、せっかくですので年末年始にかけて今回の旅行のことを記録していきたいと思います。
またしてもこのブログの直接的なテーマからは少し脱線してしまいますが、もしよろしければお付き合いください。
本場ニューヨークで、NYCBが観たい!
今回ニューヨークに行けることになった時、真っ先にニューヨーク・シティ・バレエ(以下、NYCBと表記)を観たい!と思いました。
何年か前にNYCBが来日し、Bunkamuraオーチャード・ホールで公演した際に観に行ったのですが、その時にモダンで繊細な、あまりにも美しい舞台の全てにすっかり魅了されてしまったからです。
夢のつまった憧れの舞台、再び、しかも現地で観られたら・・・と、ウキウキしながらこの時期の公演情報について調べました。
NYCBの《くるみ割り人形》は冬のニューヨークの風物詩!
調査の結果、この季節はほぼ毎日お昼と夜の二回にわたり《くるみ割り人形 The Nutscracker》を上演していることがわかりました。
しかも、NYCB団の創設者であり前衛的な振付師でもあった、ジョージ・バランシン(George Balanchine, 1904-1983)の振付による《くるみ割り人形》!
バランシンは「クリスマスといえば《くるみ割り人形》」という慣習をアメリカにも根付かせた人物なので、《くるみ割り人形》はNYCBの代表的な演目です。
これはもう、絶対に観たい・・・!
すぐさまNYCBの公式ホームページからチケットを購入し、12月は頭の中で常に《くるみ割り人形》組曲が流れていたほどウキウキしていました。
会場はデビッド・H・コーク・シアター(リンカーン・センター内)
NYCBの拠点は、ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパークの西側、アッパー・ウェスト・サイドに位置するリンカーン・センターにあります。
リンカーン・センターは、ニューヨークを代表する大きな劇場が集まる総合芸術施設です。
写真に撮ったのはほんの一部ですが、正面に見える建物があのメトロポリタン・オペラの本拠地であるメトロポリタン歌劇場、右側の建物がニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地のデビッド・ゲフィン・ホール、そして左側の建物こそがNYCBの本拠地、デビッド・H・コーク・シアターとなっています。
この他にも映画館や図書館などがあり、道路を挟んでジュリアード音楽院もあります。
贅沢な環境ですね・・・!
デビッド・H・コーク・シアターというホール名の下に、New York City Balletの文字。
これを目にしただけで、「いよいよ来ちゃった…!」とドキドキします。
リンカーン・センター内のあちこちで、《くるみ割り人形》のポスターも見つけられました。
また、会場に入ると、
中の装飾も素敵でした。
今回は演目的に家族連れのお客さんが多く、着飾った女の子たちもお洒落で可愛かったです。
こちらはホール内。
こういう雰囲気、何と表現したら良いのでしょう?
モダンクラシック・・・?
中央の照明が個性的で美しく、立派なホールです!
美しい公演にうっとり・・・!
公演が始まってしまうと、もう他のことは何も考えられません。
柔らかな色合いの衣裳も演出も何もかも美しく、 終始夢中で鑑賞しました。
(写真は公式ホームページからお借りしました)
第一幕は小さな子どもたちの出演が多くて、可愛かったです。
ものすごいプレッシャーの中そこで踊っていることに尊敬の念を抱きました。
が、とにかくすごいのは第二幕。
透明感の中にもどこか温かみを感じられるような舞台で、どの部分を切り取っても美しく、息をするのも忘れるほどにのめり込んで観ました。
技巧的な見どころもたっぷりです。
会場のお客さんたちからも歓声が湧き起こり、すっかり気分が高揚してとても幸せな気持ちに浸りました。
今回の公演の様子は、公式ホームページでも一部動画で見られるようになっています。
公演終了後、メトロポリタン歌劇場のショップに立ち寄りました。
色々なグッズが売られていて悩みましたが、バレエを観に来た記念にロシアの伝説的なバレリーナ、アンナ・パブロワのトゥーシューズモチーフのブックマークを購入しました。
ゴールドとピンクで、リボンも付いていてとても好みなデザイン…!
少し重いですが、可愛いので来年の手帳で使います。
年末のご挨拶
年内の更新はこれにて最後とさせていただきます。
今年は夏にようやくこのブログを開設することができました。
お読みくださった皆様、本当にありがとうございました。
来年はもっと更新頻度を上げたいと思いますので、引き続きお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。