「聴く力」を育てる音楽教育

「聴く力」を育てる音楽教育

エドガー・ウィレムスの音楽教育研究

ウィレムスのオリジナル楽器etc. を入手しました!

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年は、双子の妊娠・出産、本の執筆・出版、と、私の人生においてまたとない特別な一年となりました。

今年はどんな一年になるでしょうか。

慌ただしい日常ですが、一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいです。

 

さて、新年最初の更新にふさわしい、嬉しいお知らせです。

 

ずっとずっと欲しかった、ウィレムスの音楽教育で使われるオリジナル楽器や、レッスンに関するCD・DVDなどの一式をようやく入手することができました!

この年末年始に、フランスからはるばる海を越えてやってきてくれました。

今日はそれについてご紹介したいと思います。

 

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まずは、代表的な微分音鉄琴やベル、二本の木の棒といった楽器類から。

微分音鉄琴は、ご覧の通り音板の大きさや厚さなどが一律になっていて、見た目で音の違いを判断することができません。

見た目どころか、実際に鳴らしてみても音の微差を判断することはかなり難易度が高いと思います。 

これだけを見てしまうと、「ウィレムスの実践は難しそう・・・」と抵抗をもたれる方も多いかもしれませんが、実際のレッスンの中ではうまくスモールステップ化して用いるので、子どもたちは案外抵抗なくこの楽器を受け入れているようです。

どういう順序でどんなふうにこの楽器が使用されているのかについては、また機会をあらためてご紹介したいと思います。

ご覧のように、ベルもたくさん使います。

 


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続いては、ウィレムスの歌や聴音などの課題音源、ウィレムスの弟子でありその音楽教育の普及に尽力したジャック・シャピュイ先生によるレッスン風景を収めたDVDなど。

まだどれも開封できていませんが、視聴するのが楽しみなものばかりです!


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こちらは大譜表のマグネットボードで、これ自体はよく売られているのも見かけるのであまり珍しくないと思いますが、ここにもちょっぴりウィレムスのレッスンならではのポイントがあります(この写真だけ見て気づく方もいるかも)。

今後、またご紹介していけたらと思います。

音符のマグネットがツヤツヤした素材のプラスチックで何だか綺麗です。

ただ、このマグネットだけで50個もあり、その他ト音記号ヘ音記号、ハ音記号の透明なマグネットもそれぞれ3枚ずつあるので、どのように保管したらなくならないかな・・・と悩み中です。

 

今日ご紹介した楽器やCD・DVDはいずれもずっとずっと欲しかったものですが(特にどうしても欲しかったのは微分音鉄琴!)、手に入れるまでの段取りを考えると及び腰になってしまい、今頃になってしまいました。

今回の注文に際しては、以前もこのブログでご紹介したことがあるウィレムスが創設した出版社プロ・ムジカ社にフランス語でメールを送り、詳細なカタログと商品説明のメールをいただいた上で購入品を検討しました。

その後も、こちらが伝えた住所が誤って認識されていたため修正メールを送ったり、楽器は自宅に送ってほしいけれど請求先は大学にしてほしいという内容をやり取りしたり、時差の関係もあってポンポンと進まない中、かれこれ20通近くのメールの交換がなされた末にようやく日本まで届けていただくことができました。

フランス語が決して堪能ではない私にとって、ここまでがなかなか大変なことでしたので喜びもひとしお!

無事に届いた楽器やCD・DVDを眺めては、重い腰を上げて本当に良かったなぁと嬉しい気持ちになります。

もちろん買って満足しているだけではダメなので、今後国内での実践で有効に活用していけるように引き続き頑張ります!

 

皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。