「聴く力」を育てる音楽教育

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【アーツマネジメント論】劇場における企画制作の裏側

今週のアーツマネジメント論では、これまで東京都内の劇場でオペラやミュージカルの企画制作に携わってこられた東屋敷尚子さんをお招きしてご講義いただきました。

 

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一つの公演を実現するための準備期間の長さやその業務内容の煩雑さ、 また、それとて一つに集中していれば良いわけではなく同時進行で複数のプロジェクトが動いていることなど詳しくお話ししていただけました。

東屋敷さんは今回講義でお話してくださるにあたって学生たちに向けての事前アンケートまで作成してくださっていたので、先週の授業の時に書いてもらってお送りしており、その記述内容も踏まえた上で今回のお話を組み立ててくださいました。

お忙しいところこんなにもご準備を尽くしていただけて、本当にありがたい限りです。

 

ところで、今回のお話を聞いた後の学生たちからのコメントを読んでみると、

「オペラって、今まで歌だけだと思っていました」という内容の記述があまりにも多く、「オペラ=総合舞台芸術」という前提知識がそもそも共有されていなかったという事実に、担当教員としてはクラクラきてしまいました。

もちろん、私の当たり前が学生の当たり前ではないので、いろんなことを前提知識に組み込んでしまわないようにできる限り配慮して今まで授業してきたつもりです。

でも、これほどまでとは・・・。

芸術分野のマネジメントを学ぶ以前に最低限知っておくべきことがまだまだある気がしてなりません。

「アーツマネジメント論」という授業の中だけでは、それら全ての事柄を一つ一つ取り上げて進めていくには限界があります。

とはいえ、私の一存で今すぐ何かを変えられるような話でもないので、こういう実態を踏まえつつ、今後の授業に活かしていくしかないのだろうと思います。

今回そういったことに気づかせていただけて、個人的にも有意義な機会となりました。

 

東屋敷さん、本当にありがとうございました!